SILVER STATE NITRO CHALLENGE (BOULDER CITY,USA)
今回アメリカ、ラスベガス近郊で行われたレースに金井選手の助手として参加しました。
アメリカではオフロード人気は凄まじく、実力、エントリー人数も半端じゃなかったです。

開催クラスとエントリー数は1/10 2WDトラックスポーツ27名、エキスパート40名。1/8バギースポーツ79名、エキスパート128名。そして新カテゴリーの1/8トラギー113名、スタンダードトラック27名。
3種目6カテゴリーにのべ400名以上の選手が参加。
これだけの選手が、水曜から日曜の早朝から深夜まで熱戦を繰り広げました。

恐るべしアメリカ!

サーキットがあるボルダーシティーまではラスベガスの空港から南東へ約40分。道路の広さと直線がいかにもアメリカ的。
町から一歩離れると道路もあまり整備されていません。遠方の光景がはっきりと見え、距離感が麻痺します。山のふもとまで歩いていける錯覚に陥ってしまいます。
荒野の中にぽつんとサーキットがあります。まさしく荒野!西部劇の映画で見る光景です。
潅木が風に吹かれ転がっていくさまが見れました。荒野の少年イサムが頭に浮かぶ。
操縦台とピットはコースから2メートルほど上にあります。まれにピットレーンから転げ落ちる車もありました。
時計回りのコース。バックストレート前はバンク。結構傾斜がついています。
テーブルトップに4連ジャンプ(テーブルトップに一部隠れてます)
今回のチーム京商のメンバー。地元アメリカ勢、金井選手は絶好調。対照的にヨーロッパ勢はコース慣れとセッティングにやや時間がかかりました。
トラギーは今回が事実上のデビュー戦。ここのウオームアップレースでのマークパビダス選手のセッティングを参考に金井選手もセットをすすめていきました。
それにしてもトラーギーの大きいこと。奥のハチイチバギーがミニインファーノに見えます。
大御所マークパビダス選手。Wエントリーとプロラインユーザーのサポートで大忙し。
ヨーロッパからはシリオエンジン開発のエイドリアンバーティン選手。初めてドライブするトラギーは楽しそうでした。バギーよりもトラギーが良く走っていたような?
金井選手もバギーとトラギーのWエントリー。おかげで結構待ち時間が少なくてすみました。
トラギーをいじり始めるとピットの上が狭くなります。バギー、トラギーとも絶好調だったのですが・・・。
アメリカではモーターホーム+テントが一般的。写真の小型のものから奥に見える大型の物までバラエティに富んでいます。これで強い風と砂嵐を避けれます。
コースにはハンバーガーショップがあります。
注文するお金を払うと皿だけ受け取り、隣でガスグリル上の焼きたてのバーガーをいただきます。
後は玉ねぎ、ピクルスなど好きなものを自分でトッピング。肉が焼ける香りが食欲をそそります。
味はまあまあだったかな?
レースが始まると広い敷地はモーターホーム、車、テントで埋まります。
コース上には走行をおえたドライバーがマーシャルに出ます。日本とは違いインフィールドにいるマーシャルは立ったままです。
乾燥しているので4ヒート?毎に水撒き。直後に走ると車は結構汚れるのでイヤなのですが。
でも水を撒かないと砂嵐が凄まじいです。写真は水撒き直後です。
雑誌屋さんの取材です。トラギーの取材を精力的に行っていました。
金井選手の目が眠そう?です。毎朝7時過ぎから夜8時位までラジコンやっていれば疲れます。おまけに時差もありますから体調管理は大変です。
原選手もバギーとトラギーのWエントリー。朝必ず「おはよーございます」と挨拶に来ます。さすがはプロ、礼儀正しいです。撮影ポーズもクール(格好良い)ですねー。
手前の方はレンズが向くと大体ピースサインです。女子高生じゃあるまいに。
レース合間、昼食ついでにボルダーシティーのオープンしたばかりのショップに立ち寄りました。
決勝レース時にはコース上いたるところギャップだらけ。バックストレートでもご覧のとおり。
ギャップが深くなるとバギーはコントロールが大変です。しかしトラギーはイージードライブ。
ラップタイムもトラギーが速くコントロールが楽なようです。勿論腕とセッティングは大事ですが。
トラギー決勝の出番が終わった河本選手。 実は決勝朝、パニくりました。
ここでは4月第1日曜日の午前零時からサマータイムに切り替わります。それまでより1時間時計がすすみます。
我々はそんなことを知らず河本選手の出走時間にあわせホテルを出発。サーキットに到着するとスタートまで余裕は無し。大急ぎで準備をして何とかスタートには間に合いましたが冷や汗タラタラ。
このため河本選手は大事なことを忘れていました。さて何でしょう?          正解はこちら
日本人にとってサマータイムは厄介です。
でもバーティン選手はそれで帰りの飛行機に乗り遅れました。後から聞いた話。
朝マック、昼マック、ケンタッキー、ピザハットのどれかになれば夜は日本食が恋しくなります。
サッポロビール、つまみにザーサイ、餃子、枝豆。チャーハンにラーメン、レバニラ。しかしここはラスベガスの町です。日本ではありません。
実は昨年、金井選手が来たときにこのラーメン店の情報を入手していました。その名は「戸越」
味も普通にいけます。それどころかうまい。たかだか1週間ですが我慢できず夜はほぼ毎日ここでディナー。レースが終われば40分車をぶっ飛ばして通いました。
皆さんはビールを飲んでますが、私は飲んでいません。
警察の厄介になるといけませんから。仕事は辛いね~。
決勝終了後の表彰式は夜11時ごろだったそうです。さすがにその頃には関係者以外は皆帰路についていたそうです。そうですというのは我々は現場にいなかったからです。
10年ほど前、金井選手とカリフォルニアのレースに参加したとき、ファイナルレースが終わったのは夜中の1時頃でした。
レース結果について知りたい方はwww.vegasrc.comのホームページをご覧ください。