2006年 1/8GPバギープレ世界戦 ジャカルタ(インドネシア)
2月26日~3月2日の1/8エンジンバギープレ世界戦に京商インターナショナルドライバー金井祐一選手のメカニックとして同行しました。
レースレポートは色々なWEBサイトで紹介されているのでそちらをチェック。
今回のトピックスは、8月開催の世界選手権本番に向け世界戦プチ裏情報です。
多くの日本人ドライバーが参加予定らしのでご参考までにどうぞ。
成田からインドネシアのジャカルタまではシンガポール経由で約8時間。
機内で映画を見たりうだうだしていると「あら着いちゃった」みたいな感じです。
日本との時差は2時間。ヨーロッパやアメリカほど時差がないので違和感はまったく無し。
空港に到着すると日本との気温差にびっくり。まあ赤道近辺の国なので当然かな。
本戦の8月には日本との気温差もほとんど無くなるのでオッケーでしょう。
世界戦の舞台となるJAサーキットはテーマパーク園内にあり、安全かつ心地よい場所でした。
写真左手にすぐサーキットがあります。
このゲートはテーマパークからの出口で、入り口は右奥にあります。
テーマパークなので乗り物とかアトラクションもありますが、ディズニーランドほど華やかではありませんでした。ただ私は滞在中1度も乗っていないので推測です。
今回宿泊したMercureホテル(4つ星)のエントランスロビーです。
すぐ奥は海でジェットスキーやボートで楽しんでいる人たちがいました。
ただ私は乗っていません、仕事ですから。
夕方からは生演奏と生ボーカルやっていました。なかなかおしゃれです。
ホテル駐車場入り口やロビー入り口には常にセキュリティチェックをしています。
当然ながらサウナ、スパ、ジャグジー、プール、マッサージなどの施設も充実。だ、そうです。
ホテルの部屋です。整備を始めても十分な広さです。
このクラスのホテルでバイキングスタイルの朝食が付いて1泊6000円から6500円くらいですからリーズナブルでしょう。
NHK衛星放送が見れるので、リアルタイムで日本の状況も分かります。
ホテルのレストランです。写真は夕食時ですが、朝食バイキングにはご飯もあるのでインスタント味噌汁があれば全然オッケーです。
オムレツ、目玉焼きに名物のナシゴレン(インドネシア風焼き飯)もその場で作ってくれるので食事にはまったく困らなかったです。朝6時から営業しています。
サーキットへはホテルから専用送迎車で5分。
歩いていけない訳ではありませんが荷物があるので車を使います。
入り口はフェンスで仕切られ、強面のセキュリティの人が常にチェックしています。
参加される方はパスポートサイズの写真を1枚用意しておくと良いでしょう。自分のパドックパスにそれを貼っておけばにこやかにゲートを通過できます。
前回スウェーデン大会で優勝のブレイ選手(フランス)も勿論参加していました。
1998年ポルトガル大会で優勝のレックワード選手(ドイツ)。右は兄でメカニック担当です。
昨年の京商マスターズインジャパンも参加していました。
前回スウェーデン大会で2位のマティアス選手(ポルトガル)。右はメカニックのフーゴ君。
この方は昨年、一昨年の京商マスターズインジャパンに参加。
今プレ戦では2位でした。
右から2番目が今プレ戦優勝のぺリス選手(スペイン)。その左はレンチ選手(イタリア)。
ピットから見上げた操縦台です。左横のガラス張りのところで計測しています。
レース開始までにここで車検を受けシャーシに刻印がされます。
レース中の車検場とトランスポンダー受け渡し場所です。
マイポンダーをもっている方は、登録しておけばいちいちポンダーの受理、返却をしなくてもオッケーです。
左の白いテントは喫煙所です。
一部の方の喫煙マナーが非常に悪く、チームマネージャーミーティングでその指摘がありました。
日本から参加される皆さん、ゴミのマナーは守りましょう。
右のバナーがあるところはRCショップです。日本ではお目にかかれない車のパーツもあります。
写真奥のところが選手のパドックです。
屋根から吊り下げた黄色と緑の物が南アジアの雰囲気をかもし出しています。
プレ戦時にはパドックの足元が悪かったですが、本戦時には改善されるでしょう。
左の白いテントは協賛メーカーのテントです。
今回お世話になった京商さんのテントです。
奥にエアコンが晴天だと役不足で、中はサウナ状態になります。
冷たいドリンクサービステントです。
有料かタダかは分かりません。
オネーチャンが「フリー」といっていたような気がしますが、作っている現場を見たので飲むのはやめときました。腹を壊すと大変なので。
サーキット内には食堂もあり、ここでミネラルウオーターなども買えます。
おいしそうなにおいがする麺類やどんぶり物を作っていましたが、あえて我慢。
でもカップヌードルはオッケーでしょう。
少し歩けばハンバーガーなども売っています。本当に食べ物には困りませんでした。
開会セレモニーには風船を飛ばす粋な計らいがありました。
マーシャルは専属の方です。皆さんぬかるんで足元の悪い中を懸命に走ってくれていました。
普段は靴を履いていましたが、この状態でははだしの方が走りやすいようです。脱帽。
1日1度のスコールさんいらっしゃい。
期間中ほぼ毎日この状態、おまけに激しい雷つき。
しかしうわさでは雷がなければ競技は続行だそうです。
雷雨中は危険なのでレースは中断。
雨が上がりマーシャルが排水作業開始。
30分もすれば競技再開。
その後は当然ながらこの有様。これはまだましかな?
心配無用。ケルヒャーの高圧洗浄機が用意されています。車、大丈夫か?
こうなると選手からもコンディションの違いにクレームの嵐。
IFMARが各国チームマネージャーを集めてミーティング。
この決定には悲喜こもごもでその人の運があるかな。
コースオーナーのジョンさんです。
昨年の全日本に参加されていましたからご存知の方も多いと思います。
この方が1/4ファイナルで、イタリアのサミュエルレンチ選手と激しい3位争いを最終ラップまで繰り広げました。
その時は場内の観客がレースに釘付け、大声援が送られていました。
残念ながらレンチ選手に敗れましたがすばらしいレースをしていました。
レースが終了したドライバーは、有名ドライバーのところで記念撮影やサインをもらっていました。
戦い終えた後は表彰式とパーティーです。宿泊しているMercureホテルのコンベンションセンターで盛大に行われました。日本語の曲も披露してくれました。
個人的にはインドネシアはエネルギッシュな国で日本人に親しみやすい印象です。
行く前はテロなどの嫌な情報が先行していまいやや不安がありました。
しかし主催側も安全に配慮していたので安心してレースに取り組めました。

食事は日本食レストランもジャカルタ市内には多くあり、その味も日本と同じかそれ以上。
現地の食べ物もホテルでは大丈夫です。

8月の世界戦では参加する日本選手が好成績をあげることが期待できそうです。